今の最大化
クローゼットが広くなると、物が増える。
これは誰もが経験したことがあるだろう。
引っ越して収納スペースが倍になったのに、気づけば前より散らかっている。
不思議なことに、スペースが限られていた頃の方が、ちゃんと整理できていた気がする。
時間も同じだ。
「今日中にやればいい」と思うと、午前中に終わるはずの作業が夕方までかかる。
でも締め切りが午後1時だったら? 同じ作業が2時間で終わる。
これがパーキンソンの法則だ。
仕事は与えられた時間を全て使うまで膨張する、という法則。
本当に怖いのは
でも、本当に怖いのはここからだ。
「人生で成し遂げたいこと」という問いを立てたとき、私たちはどうするか?
先送りする。
なぜなら、人生という言葉が、あるかもわからない未来の時間軸を多分に含んでいて、かつ、つかめない想像の産物でしかないからだ。
「いつかやろう」
「まだ時間はある」
「もっといいタイミングが来るはず」
クローゼットが広すぎると物が増えるように、時間が無限にあると思うと、大切なことほど先送りされる。
限られているとパワーが勝手に溢れてくる
不思議なことに、締め切りがあると物事が急に進む。
15分のタイマーをセットして作業する。
たった15分、短いと思うかもしれない。
でもその15分は、「いつか」という無限の時間軸よりもはるかに明確で強力だ。
限られているとパワーが勝手に溢れてくる。
制約は敵じゃない。制約こそが集中を生む。
今という刹那を最大化する
結局、本当は今しかない。
人生という広大なクローゼットに、大切なことを「いつか片付けよう」と放り込んでいないだろうか。
15分のタイマーをセットするように。
今という刹那を最大化する。
