ゴール設定がプロジェクトを救う

様々なプロジェクトに10年以上携わってきた経験から、「ゴール設定とそれを関係者に理解してもらうことの重要性」について書く。

なお、この「10年以上携わってきた経験」には、私が開発者・プロジェクトマネージャー・コンサルタント・ステークホルダーなど、さまざまな立場でプロジェクトに参加した経験が含まれている。

プロジェクトがうまく進捗しない多くの場合、原因は以下の点に集約される。

  • プロジェクトの目的が不明確である
  • 目指すべき最終状態が具体的でない
  • チーム全体でゴールが共有されていない

そのため、プロジェクトがうまく進捗する環境を作るには、以下のポイントが重要だと思う。

  1. プロジェクトの本質的な目的を明確にする
  2. 理想の達成状態を具体的に描く
  3. 目的と理想状態を継続的に共有する

このプロジェクトは、なぜやるのか?

そして、このプロジェクトはどこへ向かうのか?

最後に、日々の作業時に、そのプロジェクトがどこに向かっているのかをそれぞれのメンバーが明確に意識できているか?

この辺をプロジェクトの関係者が理解できているチームは強い。

もしプロジェクトがうまく進んでいないと感じられるなら、一旦「このプロジェクトが本来達成したいことは何だったのか」ということに立ち返ろう。