1週間でゲームが作れるようになった小6男子
最近、驚いたことがあったのでシェアしたい。
私たち「ぼくらはてんさい」の探求型プログラミング塾を受講している少年がメキメキと力をつけた話。
彼は数ヶ月前まではゲームを作ることはおろか、プログラミングについてはまだ初心者であった。
プログラミング塾のセッションでは、どんなものを作りたいか?をベースにゴールを設定していく。
そうしてマリオ風のゲームを制作したいと決まった。
1ステージ目を完成させるまでに1,2ヶ月くらいかかったと思う。
作成しながらご家族にも実際に遊んでもらい、操作性などについていただいたレビューをもとに改善を重ねていった。
そして完成。達成感があるようだった。
ここで一つポイントがある。
我々「ぼくらはてんさい」では、ゲームの作り方自体はレクチャーをしていない。
私たちがサポートするのは、以下の2点だけ。
- 作りたいものを決めること
- 作りたいものへの臨場感を高めること
これらによって、作りたいものを実現するモチベーションのベクトルがくっきりと浮かぶ。あとはモチベーションが勝手にゴールに向かわせてくれる。
少年が作りたいものに一直線に向かい、必要な情報はネットやYoutubeなどを使って集めて自分で解決していったことが重要な点だ。
なぜ重要かというと、「言われた通りに進めたらよくわからないけど完成した」ではなく、自分が達成したいことに向けて走り出した時に出くわす壁に対して、主体的に解決しようと試行錯誤できる力が育つからだ。
これは、これまでの「学校に行き、先生に教えてもらう時代」を経て、これからの時代でいざ社会人になる時に必要になるスキルだ。
こういう経験を通して、以下のような効果があると感じている。
- 「主体的な態度」を体で理解できる。
- 「独学力」が身に付く。
- 「何に喜びを感じるのか」が知れる。
話がちょっと逸れてしまった。
で、この後に驚くべきことが起きたのだ。
1ステージ目の制作が完了し、2ステージ目を制作することになった。
それから1週間が経ち、次のセッションでのこと。
2ステージ目を完成させていたのだった。
完成した理由を聞くと、1ステージ目でぶち当たった壁を自ら悩み解決したことで、これまで「わからなかったこと」が「わかる」ようになっていたようで、そのおかげで作るスピードが格段に上がっていたようだ。
明らかに力をつけている姿に感動した。
数ヶ月前は、ゲームを作ったことがなかったとは思えない。
プログラミング塾をやっていて良かったと心から思える瞬間でもある。
人生を楽しく過ごすために、問題にぶち当たった時に主体的に物事を解決できるスキルは重要だと信じている。
もっと多くの人に体験してもらいたい機会だと思った。