1日300円のお小遣い生活が、新しい体験をつくった話
最近、「1日300円のお小遣い生活」に挑戦中だ。
ここから素晴らしいことを学んだ。
結論を先に言ってしまうと、「制限が新しい体験をつくる」だ。
なぜ1日300円?
まず、なぜ1日300円というお小遣い制度を設けたのか。
主な理由。
- マンネリ化の解消
- お金の使い方の見直し
- 新しい体験への挑戦
毎日同じカフェに行ったり、いつものランチを食べたり、コンビニで同じようなものを買ったりという日常。
まず、この生活に飽きてきた。
おまけに意外とお金を使っているわりに、そんなに喜びや発見を得られていないなと感じてきた。
「何か新しい感覚で物事を見られるようになりたい」と思い、あえて1日300円という縛りをつけてみた。
いつもだったら、行ったことのない場所に行くとかやったことがないことをやってみる、というように、活動を「広げる」ことを意識していたが、今回は逆に「制限」してみた。
制限が意思決定に変化をつくる
「1日300円のお小遣い生活」を実践してみたら、面白いことが起きた。
1日300円をどのように活用したら、今日1日がハッピーになるか?という視点でお金を使うようになった。
こどもの頃、150円を握りしめて、遊戯王カードをコンビニに買いに行く。
そんな気持ちだろうか。
これまでの生活であれば、朝の散歩がてら、セコマ(北海道で有名なコンビニ)に行き、カフェラテとお菓子やナッツ、クロワッサンなど1品ずつ購入していたが、ここですでに300円以上使っている。
ゲームオーバーだ。
1日300円の制限があると、お金を使うことに慎重になる。
なぜなら、その選択が1日の喜びを大きく左右すると思えてくるからだ。
だから、なんとなく買い物をするのではなく、「今」何が欲しいのかにとても敏感になる。
どうやったら、楽しめるのかを熱心に探している感じだ。
喜びが爆発する。
大事に選択したものは、大事に味わうことがわかった。
いつも通りなんとなく買ったカフェラテはただ「うまいな〜」と思いながら飲むだけだ。
しかし、炎天下で冷たいものや塩分を欲していて、かつ本日300円しか使えない時、新しい体験も期待しつつ、セコマブランドの「塩レモンアイス シャーベットバー」を購入する。
この体験は、普段「アイス食べたいな〜」と思った時に何となく買っているアイスとは格別である。
意識的に選んだから、どんな味なのか?舌触りなのか?どんな気持ちになるのか?を丹念に味わう自分がいることに気がついた。
新しい体験をするには、やったことないことをする、行ったことないところに行くなどの行為が必要だと思い込んでいた。
今回のチャレンジでは「制限が新しい体験をつくる」ことがわかった。