プログラミング塾で見た小学生の成長 ~n番出口の開発物語~
今年からプログラミングを始めた生徒が、新たな挑戦として「n番出口」という間違い探しゲームを開発した。
これまでマリオ風のゲームを作り、それを自分なりにアレンジしてきた彼が、さらなる一歩を踏み出した物語である。
ゲームの原点
このゲームは、「8番出口」からインスピレーションを得ているのだと思う。
開発の参考動画
進化の軌跡
当初は間違い探しのポイントが少なかったのか、プレイヤーにとって物足りない内容だった。
家族からは「簡単すぎる」というフィードバックもあり、彼は自らプログラムを改良し、間違いの出現量を増やすアルゴリズムを実装した。
この過程で、驚くべき発見があった。
それは、もはや彼が多くの課題を自力で解決できるようになっていたという事実だ。
サポートの内容も、「教えること」から次の課題設定を「支援すること」に変わっていた。
必要な情報は既にインターネット上に存在しており、彼はそれらを自在に活用できるようになっていた。
フィードバックを活かした進化
彼は毎週、家族にゲームを触ってもらい、フィードバックを集めている。
自分だけの満足で終わらせず、他者の視点を積極的に取り入れることで、ゲームは着実に進化を遂げていった。
時には自分が思いもつかなかったアイディアと出会い、それを受け入れる。
そんな協調の過程が、彼のプログラミングスキルと共に、人間性をも育んでいるように見えた。
このプログラミング教室でのゲーム開発を通じて、改めて気づかされる。
コードを書くことは、人と繋がることでもあるのかもしれない。