ストレス作業の可視化がもたらした意外な発見 - Toggl Trackによる新しい時間管理の形
Masataka Shida「この仕事、後回しにしたいなぁ...」
誰もが一度は感じたことのあるこの思いと向き合うために、私は少し変わった取り組みを始めた。
時間管理ツールとして知られるToggl Trackを使って、ストレス性の高い作業にかかる時間を計測するというものである。
具体的には、やりたくないけれどもやらなければならない作業に着手する際に時間を計測している。
この取り組みによって得られた最も興味深い発見は、ストレスを感じる作業は、実際には想像以上に短時間で終わるということである。
「1時間はかかるだろう」と思える苦しい作業が、実際には10分で終わることもある。
この気づきから分かったことは、作業自体の負担よりも、その作業に対する心理的な抵抗感が問題の本質であるという点である。
つまり、実際の作業時間よりも、その作業に対して感じる嫌悪感の方が大きな課題となっていたのである。
このような計測を続けることで、ストレスのかかる作業に対して以下のような対応が可能となった。
- そもそも、その作業をせずに済むような別の方法を考える
- 他者への依頼による解決
- 作業プロセスの見直し
この取り組みは、単なる時間管理の枠を超えて、自分の人生をよりよくデザインするために重要なものとなっている。
ストレスのかかる作業を可視化し、それに向き合うことで、より効率的で快適な働き方を実現することができる。
あなたの「やりたくない」作業は、実際はどれくらいの時間で終わるだろうか？
