なぜもっと早くExpoを試さなかったのか - React Native開発者の率直な感想

Expoチュートリアルを始めた理由

React Nativeでアプリを運用している中で、以前から周りで「良さそう」と評判だったExpoのチュートリアルに、ふと思い立って手を出してみることにした。
実際に触ってみると、想像以上に開発体験が良くて驚いた。

Expoの「細かいところの工夫」に感動

実際にExpoのチュートリアルを触ってみると、Expoはアプリ開発をする上でとてもよく設計されていることがすぐに分かった。

ファイル名だけで実装完了

ファイル名を+not-foundに指定するだけで、Not Foundのページを実装できた時は驚いた。
従来のReact Nativeであれば、ルーティングの設定やコンポーネントの配置など、複数のステップが必要だったものが、こんなにもシンプルになるとは。

参考:Add a not found route - Expo公式ドキュメント

ディレクトリ名だけでナビゲーション

さらに、`(tabs)ディレクトリを用意するだけで、タブナビゲーションが簡単に配置できる仕組みには本当に感心した。
これまでのReact Nativeでタブナビゲーションを実装する際の煩雑さを考えると、この簡潔さは革命的だ。

参考:Add a bottom tab navigator - Expo公式ドキュメント

開発者の気持ちを理解した配慮

サーバー起動時に8081ポートが使われていれば、他のポートを案内してくれる。
一見小さな機能だが、これは開発者の日常の「ちょっとした困りごと」をしっかりと理解している証拠だ。

「開発プロセス」を意識した設計思想

これらの体験を通じて感じたのは、Expoがアプリ開発のベーシックな部分をとてもサクサク進められるように設計されているということだ。
一つ一つの機能が、開発者の作業フローを深く理解した上で作られている。

開発プロセスをとても意識したものになっているからこそ、こんなにもハッピーな開発体験が実現できるのだろう。
細かいところに工夫を感じる瞬間が、チュートリアルを進める中で何度もあった。

アプリ開発のハードルが劇的に下がる

React Nativeでの開発経験がある立場から見ても、Expoによってアプリ開発のハードルがかなり低くなっていると実感した。
特に、これからモバイルアプリ開発を始めようとする人にとって、この開発体験の差は決定的だろう。

まとめ:開発体験が良いは正義

Expoのチュートリアルはまだ途中だが、すでに開発体験の良さを十分に味わうことができた。
技術選択において、機能の豊富さや柔軟性も重要だが、毎日の開発作業がどれだけストレスなく進められるかという観点は、それ以上に重要かもしれない。

React Native開発者の皆さん、特に「Expo気になるけどどうなの?」と思っている方は、ぜひ一度Expoのチュートリアルを試してみることをお勧めする。
きっと「なぜもっと早く試さなかったのか」と思うはずだ。