初めての一人DJ遠征──機材・段取り・心構えの実践知【宮城イベント記録】
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目次
はじめに
2025年10月、宮城の海に面したオシャレなカフェに30〜40人ほどが集まったイベントを盛り上げてきました。
今回は他のDJや音響関係者がいない状態で、一人で現場を回す初めての挑戦。
昼から夜にかけて、お客さんを前に数時間のプレイ。
機材の準備から段取り、当日の現場対応まで、すべてを自分一人で担う経験は、DJ活動において大きなターニングポイントになりました。
この記事では、一人DJに初挑戦する人や、DJをイベントに呼ぶ主催者の方に向けて、リアルな準備術と学びを共有します。
イベント当日の様子
会場は宮城の海沿いにあるカフェ。
屋内の落ち着いたスペースに加えて、海を臨むウッドデッキのテラスもあり、開放的な雰囲気。
お客さんとの距離も近く、アットホームな空間でした。
プレイした曲のジャンルは、J-POP、R&B、シティポップ、ソウルミュージック、そしてチルアウト/ジャズヒップホップ系まで、さまざま。
その場のお客さんが好きそうな曲やリクエストを織り交ぜながら進めていきました。
昼の穏やかな時間帯から、夜まで。
音楽で場の空気を作り続けるのは本当に楽しかった。
でも、正直に言うと──
「トイレ行きたい...」
「もっとお客さんと話したい...」
そう感じる瞬間もありました。
一人だと、ブースを離れるタイミングが本当に難しい。
もう一人DJがいれば、余裕を持って現場を回せるなと実感した瞬間でもありました。
一人DJで直面した課題と解決策
課題:トイレ休憩とコミュニケーション時間の確保
一人でDJをする場合、トイレ休憩や来場者との交流時間をどう確保するかが大きな課題です。
解決策:事前ミックスを用意する
30〜60分のミックス音源を事前に用意しておき、それを流している間に休憩や交流の時間を作る──これが今回学んだ最大の工夫でした。
DJブースを離れても音楽は途切れず、お客さんとゆっくり話したり、一息つくことができます。
この「バッファ時間」があるだけで、精神的な余裕が全然違います。
事前準備が全てを決める【超重要】
今回、当日のトラブルがほぼゼロだったのは、事前準備を徹底したからに他なりません。
強いて言えば、気持ち良くなってお酒が進んでしまったことくらいです(笑)。
1. 機材確認は最優先
現場にどんな機材があるのか(または無いのか)を事前に確認することは絶対に欠かせません。
今回は現場にDJ機器がなかったため、自前の機材を持参しました:
- PC
- Pioneer DDJ-FLX4(DJコントローラー)
- ヘッドフォン
- 各種ケーブル(複数の端子に対応できるよう準備)
型番や端子の種類まで確認しておくことで、当日になって「繋がらない!」となるリスクを防げます。
2. 事前の音出し確認
事前に現地で音出し・接続確認を行うことが本当に重要でした。
実際に音を出してみて、音量バランスや接続方法を確認できたことで、当日の不安がほぼゼロに。
「いきなり本番で繋がらない」という最悪のシナリオを回避できました。
3. 先輩DJへの相談とチェックリスト作成
経験者のアドバイスは何よりも貴重です。
今回も、DJの先輩に事前に相談し、「こういう場合はどうすればいい?」という疑問を解消。
そのアドバイスをベースにチェックリストを作成したことで、準備の抜け漏れを防ぐことができました。
一人で悩まず、経験者の知恵を借りることの大切さを改めて実感しました。
4. 主催者とのやりとり
主催者とはInstagramのDMや電話で密に連絡を取り合いました。
- 現場の機材状況
- Wi-Fi環境の有無
- 当日のタイムライン
- 求められる音楽の雰囲気
こうした情報を事前に共有することで、当日スムーズに進行できました。
当日の落とし穴対策
事前準備だけではなく、「当日のもしも」に備えておくことも、一人DJには必須です。
1. 緊急時のバックアッププラン
もし何かが足りず演奏できない状況になった場合でも、PCやスマホからアンプに繋いで音楽を流せるようにしておくと安心です。
「音を止めない工夫」──これが一人DJの鉄則です。
2. Wi-Fi環境とオフライン対応
Apple Musicなどのストリーミングサービスを使う場合、Wi-Fi環境の確認は必須。
ただ、万が一の通信トラブルに備えて、オフラインでも流せる曲をPCやUSBに用意しておくことの大切さを実感しました。
ストリーミングだけに頼るのはリスクが高すぎます。
まとめ:一人DJで得たもの
今回の宮城イベントは、「一人で現場を成立させる力」を身につける良い経験になりました。
- 現場を成立させる準備力:トラブルを未然に防ぐ事前確認の徹底
- 柔軟な対応力:バックアッププランを常に持つこと
- コミュニケーションの重要性:主催者との密な連携
DJ活動を次のステージへ進めるための大きな一歩となった経験でした。
DJ初心者の方へ
一人でのイベント出演は、最初は不安かもしれません。
でも、事前準備を丁寧に積み重ねれば、必ず乗り越えられます。
先輩に相談し、チェックリストを作り、音出し確認を行い、バックアッププランを用意する。
その積み重ねが、自信につながります。
イベント主催者の方へ
DJを呼ぶ際は、機材環境やWi-Fi状況を事前に共有してあげることが、DJにとって大きな助けになります。
特に一人でのパフォーマンスの場合、事前確認と音出しの機会があるだけで、当日のトラブルを大幅に減らせます。
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