【pull型の仕事】働く場所も時間も異なるチームメンバーが効果的にタスク処理する組織づくり

はじめに

「ぼくらはてんさい」のチームでは、異なる場所や時間帯での勤務が基本だ。

この環境下での課題は効果的なタスク処理の実現であり、これには、チーム文化pull型のタスク処理が必要とされる。

この記事では、pull型のタスク処理について探求する。

そもそもpull型のタスク処理とは?

pull型とはなんだろう?

pull型の対となる言葉は、push型だろう。

pullは「ひっぱってくる」と表現したら、pushは、「押し出す」だろうか。

ちなみにChatGPTはこう説明している。

push型のタスク処理は、「計画主導」

pull型のタスク処理は、「需要主導」だ。

なぜpull型を選ぶのか?

ぼくらはてんさいでは、ミッションを実現するために世界中から誠実かつ能力のある人に参画してもらうことを実現するために、フルリモート・フルフレックスで柔軟性のある働き方を採用している。

そのおかげで、このような人でも参画が可能だ。

  • 地方に住んでいる子育て中のママ
  • インドに住んでいるプログラマー
  • 世界中を旅するノマドワーカー

こういった人たちの参画を可能にするため、フルリモート・フルフレックスを採用している。

push型の進め方では計画や予測に依存するため、自由と責任がセットになった働き方には向かないと痛感した。

そのため、柔軟でかつ本当に必要なものだけに着手しやすいpull型で運用してみた。

すると、最小の労力で最大の成果を出せるチームになった!

pull型を採用することで、一人一人が得たい成果は何か?を自分の頭で考えて、実行できるようになったことが要因だ。

具体的には、

  • タスクを自分で明確に定義することができるようになった。
  • タスクが明確になると、自分が次に取るべき行動がわかった。
  • 成果を得るために、他のメンバーを巻き込んでタスクを進める体制が作られた。

ぼくらはてんさいのメンバー『恭子さん』のコメント

これまでpull型の仕事の進め方をほぼしてこなかったのですが、今回pull型で仕事を進めてみると、タスクの目的の解像度が上がり、次にやるべきことを自分で考えられるようになりました。

pull型の仕事で気をつけること

  • 短期で集中して処理したいタスクやプロジェクトの初期段階は、同期コミュニケーションを取る時間を事前に確保しておく。また、あらかじめどのタスクをいつまでにやるかを握っておく。
  • 即レスを求めるコミュニケーションスタイルをやらない。
  • タスクの完了に責任を持ち、今できることを後回しにしない。

返答や進捗状況がすぐには分からない環境だからこそ、自分で考え、独立して行動する能力が求められる。

pull型のタスク管理が崩壊する条件

pull型のタスク管理は、

  • チームやプロジェクトが何を目指しているか不明瞭
  • タスク処理に対して受け身

の場合に崩壊する。

なぜなら、「チームやプロジェクトが何を目指しているか不明瞭」なことで、何を軸に意思決定していいか判断がつかないからである。

また、「タスク処理に対して受け身」なことは、説明するまでもないが、誰かに依頼・管理されることを待っていては、タスクが進まない。

タスクは自分で定義し作り出す。

なので、pull型のタスク管理を実施するには、

  • ミッションやプロジェクトへの理解
  • タスク処理に関する知識
  • 自発的に動く

ことが重要。

pull型の仕事環境に適応できる人/できない人

この環境に適応できる人は、自己管理能力が高く、積極的にタスクを遂行できる人物である。

一方で、自己管理が苦手で受動的な人は適応ができないだろう。

なので、この環境でうまくタスク処理が行われるには、以下の前提が必要となる。

  • 誰かにマネジメントされる必要がなく、自己管理ができる人物でチームが構成されていること。(採用頑張る)
  • 自分から仕事を完成させにいく、作り出す必要があるため、好奇心があり、欲がある人物で構成されていること。(採用頑張る)
  • おそらく一般的ではないため、pull型のタスク処理について理解してできるようになってもらうためのドキュメントやオンボーディングプロセスが用意されていること。(理解してもらえるドキュメントを書く、体得するまでの伴奏する)

おわりに

時間や場所に縛られずに、タスクを効果的に処理するためには、pull型のタスク管理の理解と適用が不可欠だ。

また、透明性のあるコミュニケーションや失敗を受け止め自発的に改善するチーム文化が基礎として重要だ。(これについては要望あったら書く)

また、それらの環境を理解し、実践できる人材を集めることが最も重要だ。

そのようなチームを構築しようと奮闘している人やそのようなチームで働いている人のヒントになったら嬉しい。

最後に、先人の知をたくさん拝借してきた。

以下に特に参考になった書籍を載せておく。

参考資料