出社にはもう戻れない?リモートワーカーのための必須スキル

手放せなくなってしまったリモートワーク

全国的に認知されるようになったリモートワーク。
特にパソコン1台でできるような仕事では、リモートワークの機会も増えたと思う。

プログラムを書く自分にとって、リモートワークは最高な環境。
リモートで仕事ができるようになってから、色々と過ごしやすくなった。
よく言う働きやすさはもちろんのこと、東京から北海道への移住も負担なく実現できた。

2022年に会社を立ち上げ、本格的にフリーランサーにお仕事を依頼する立場になった、ともにプロダクトやサービスを作る仲間はみなフルリモートで働いてもらっているため、北海道、東京、千葉、大阪など住む場所は自由だ。リモートワーク可能なだけで、優秀な人を集めやすくなった。

そんなわけで、リモートワークを手放せなくなったのだが、リモートワークをするために欠かせないスキルの一つは『文章力』だと痛感している。
そのため、今回は『文章力』について思うことをまとめる。また、私はフリーランサーとして仕事を受ける立場であると同時に、フリーランサーに仕事を依頼する立場でもあるので、双方からみた上での感想である。

リモートワークによって生じるコミュニケーションの障害

リアルな場所での対面コミュニケーションができないリモートワークでの主なコミュニケーション方法は2つになる。

  1. チャットツール(Slack, Chatworkなど)
  2. Web会議ツール(Zoom, Meetなど)

主に 1 のチャットツールで仕事を進めて、必要に応じて 2 のWeb会議ツールで適宜ミーティングを開催するスタイルが多い。
このようなスタイルの場合、ジェスチャーや表情などの非言語コミュニケーションが欠如する。そのため、誤解や混乱を招くことが発生しやすい。

対面での会話では、実際にはもっと多くの情報からコミュニケーションを行っていると思うのだが、その情報がごっそり抜け落ちてしまう。
例えば、人間誰しも、楽しい時も落ち込むこともある。そういったバックグラウンドを察知することはチャットをしているだけでは難しいだろう。

こういったことから、リモートワークではコミュニケーションにおける情報量がかなり少なくなる。
そのため、問題が起きやすい。

ただ、この問題は『文章力』が多くの部分を解決してくれると思う。これまでの経験から『文章力』は重要だと考えている。

文章力がないと、どうなる?

前章では、文章力が重要だと触れた。
では、『文章力』がないと、どうなるか考えてみる。

一言でいうと、文章力がないと、『仕事が進まない』ことになる。

コミュニケーションには齟齬がつきまとい、うまく対話できないことからストレスが生まれる。
何度もメッセージを送り合うことになり、しまいには、話している内容が進展していないことに気がつく。

特別な理由がない限り、このような人との仕事は避けたいところだ。

それは私が『仕事をしてる感』が欲しいのではなく、『仕事によって世の中に生み出される差分』が欲しているからだ。
なるべく少ない労力で、インパクトを出せるのが望ましい。

文章力を向上させよう

そんなわけで、リモートワーカーになるために文章力は重要だと思う。

そもそも、文章力とはなんだろう?
それは、文章を通して自分の伝えたいことを相手に理解してもらう、あるいは相手の言いたいことを理解する力だと考えている。

では、文章力を向上させるにはどうしたらいいだろうか?
面白みに欠けるが、シンプルに文章を読み書きするスキルを上げることに尽きる。

文章力をあげたい人がやるべきことは、

  • 『文章だけで自分の伝えたいことを理解してもらう』
  • 『文章だけで相手の伝えたいことを理解する』

この2点を実践し改善を繰り返すことだ。

すでにリモートワークを部分的に取り入れている方は、可能であれば職場の方に自分の文章についてフィードバックを求めるとさらに良い機会になると思う。

また、それらのスキルを向上させるために『文章力』の書籍や日本語の使い方に関して学び直すのも1つの手だ。
実際、自分も日本語の使い方(レベル感としては小中学生が解けそうな内容)について改めて学んだ。
タイトルは忘れてしまったが、当時のメンターにおすすめしてもらった書籍だった。ぱっと見の印象は簡単そうだったので、正直なところ取り組んでもあまり意味はないのでは?と思うところもあった。しかし、やってみると自分が母国語の日本語でさえ使えていないことが明らかとなった。

これからもリモートワーク

というわけで、リモートワークが大好きだという話から、リモートワークだとコミュニケーションが大変だよね、文章力がないとどうなる?、そして最後に文章力向上について書いてきた。

とりあえず言いたいことは、リモートワークはよい。
気になる方はぜひ一度お試しいただきたい。実際にやってみるとわかるはずだ。

ここまでひたすらリモートワークがよいと言ってきたのだが、デメリットもあげておきたい。
個人的には、ロボットなどのハードウェアを取り扱う仕事をリモートワークで行うには難しいところがあると感じている。

以上となるが、これからもリモートワークを前提にしたライフスタイルを強化していきたい。
最近は、スマホでできることはなるべくスマホでできるように体制をシフトしている。
これによってさらにリモートワークのしやすさを向上させている。